学生時代に読んだ雑誌に書いてあった言葉は、いつだって私に勇気をくれていた。
それが、安友志乃さんのコラムだった。
《私は、チャンスなんて世の中には無いと思ってるけど、その反面、世の中全てがチャンスだとも思っている。》
それが、このコラムの冒頭。
志を諦めた時に、ふっとこの言葉が湧き出てくるのだから影響力が凄い。
私が、この言葉がふっと湧き上がった時はピンチの時が多いのだけど、
ピンチはチャンス。
まさに、人生の転換期になっている。
撮影スタジオの門を叩いてみようと思ったのは
この言葉が背中を押してくれたから、なような気がする。
ピンチをチャンスに変える力を言葉の力があるように感じる。
その撮影スタジオを卒業する時に、先輩が教えてくれた話がある。
「お前は写真家になりたいのか、フォトグラファーになりたいのか。しっかり考えろ」
当時の私は、その意味がわからず先輩が何を言いたかったのか何を伝えたかったのか
全然わからなかった。
今ならわかる気がする。
営業写真(写真館)や商業写真の世界をみてきた私だったけども、
新たな扉を開く出会いがあった。
それは3.11の塩釜の平間写真館でやっていた写真家平間至さんの写真展だった。
まずモノクロの写真の美しさにびっくりした。(のちにバライタのプリントの美しさを知るのだけど)
そして、美しいトーンの写真から伝わる温度や光を感じて感動した。
言葉にできない何かを。
これもびっくりしたし、こういう写真を自分も撮ってみたいと思った。
それがきっかけで受講を決めた平間さんのワークショップ、フォトスタンダード。
それからの額装や展示を学びたくて山崎塾を。
もっともっと自分の写真をいいものにしたくて。
たくさんの人の出会いの中で、作品とはと考えるようになっていた。
そして、、、、
今回写真家デビュー。イベント初参加します。
『フォトマルシェ3』
6月9日(木)〜12日(日)11時〜19時
AXISギャラリー(六本木)
フォトクラシックのブースにて出品します。
http://www.axisinc.co.jp/media/exhibitiondetail/48
プレスリリースにはイベントのもっと詳しい説明と出品予定の写真のってます。
イベントが面白いものなので是非こちらも見てみてください。
http://www.axisinc.co.jp/parts/media/exhibition/48/img/APM3_press_0511.pdf
人の巡り合いや出会った人のご協力のおかげで
このチャンスに繋がることができました。
だから私は、もっと頑張らなくちゃと思うし、もっと写真を楽しんで写真を撮らなくちゃ。